就労支援施設で働く上で有利になる資格とは?

就労支援施設で働く上で有利になる資格とは?

障害者が社会に適応するための訓練の場所である施設はいろいろな形態があります。

就労支援施設とは、就労移行支援・就労継続支援(A型・B型)・グループホームのことを言いますが、就労支援施設に就職又は働く上で、どのような資格が必要なのか気になるところです。

そこで今回は、就労支援施設の仕事や資格について紹介していきたいと思います。

就労支援施設の職種とは

サービス管理責任者

サービス管理責任者は、障害者総合福祉法によって配置が義務付けられています。

役割は、障害者の方がサービスを利用する前に必要な個別支援計画の作成や見直しを行ったり、また、施設においては障害福祉サービスのまとめ役で支援内容に関して色々な関係機関と連絡を取り、それぞれの方に合ったサービスが提供できるように調整することも行います。

資格

・実務経験
相談支援業に5年以上又は直接支援業務に10年以上

・サービス管理責任者研修の修了(修了証書必須)

の両方を満たすこと。

世話人

世話人とは、障害者総合福祉法によって定められているグループホームの職種で、入居される方の家事の支援や日常生活の相談などの業務を担っています。

特に必要な資格はありません。

生活支援員

グループホームにおいては、障害を持ったの方の入浴、排泄、食事などのサポートを担っています。

就労継続支援(A型・B型)や就労移行支援では、利用される方の健康管理を指導したり、生活上での相談やサービス管理責任者の補助をしたりします。

特に必要な資格はありません。

職業指導員

障害がある方に、その人に合った仕事やできる仕事、希望している仕事などを選び、障害を持った方でも力が発揮できるように職業訓練のプランを作ったり、指導方法などを決めて、一緒に仕事をしながら技術の指導などを行います。

特に必要な資格はありません。

就労支援員

職場実習や就職活動に関する支援、実習先・就職先の開拓、就職後に職場定着のため訪問や相談を行います。

特に必要な資格はありません。

事務所ごとの配置

  サービス管理責任者 世話人 生活支援員 職業指導員 就労支援員
グループホーム
(共同生活援助)
就労継続支援
(A型・B型)
就労移行支援

(○:配置されている職種 ✕:配置されていない職種)

持っていると歓迎される資格

特に必要な資格はない職種でも持っていると歓迎される資格があります。

また、他の事業所での実務経験がある方も歓迎される傾向になるようです。

・社会保健福祉士

・精神保健福祉士

・介護福祉士

・社会福祉主事任用資格

・介護職員実務者研修
(旧ヘルパー1級)

・介護職員初任者研修
(旧ヘルパー2級)

・普通自動車運転免許